「今なら、世界遺産登録30周年で特別公開の櫓も見られるよ!」という宣伝に素直に釣られて、「どうせ行くなら今!」と、はじめて姫路城に行ってきた。JRの姫路駅北口を降りると直角に一直線の道路が伸びており、その先に天守閣が見えた。20分ほど歩いて大手門をくぐると、「三の丸公園」という広場越しに、薄曇りの空を背景に姫路城が全容を現した。24㎜の広角レンズでは入りきらない。公園に列植してある桜が「お城と桜のコラボはいかが?」と来春の再訪を誘う。世界遺産登録30周年ののぼりが少し興ざめだ。「時間がある人は、こちらからも行けますよ!」というボランティアの奨めもあって、左端の入り口から靴を脱いで入った。・・・ 石垣の石積みや巨木の柱組からは、日本の優れた技術が過去から継承されていたこと、それを土台にして、その後もさらなる改良が続けられていたことを知った。また、一族の生活の場でありながら、戦のときの砦としての機能を優先する緊張感を体感できた。関わった武士たちの意地が「戦いを徹底的に追求した先にある機能美」と「周囲に威容を示すために加えた装飾美」を合体させたのだと実感する。城の形が白鷺という字を象っているように見え、シラサギ城の名前にも納得した。 姫路城に行ったことを話したところ I さんから「火天の城」という本を教えてもらった。安土城も信長のこだわりの結晶だっただろう。城跡だけでも見に行こうと思う。
23-09 世界遺産 姫路城
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