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2026-05-02 満月に想うこと

満月に想うこと

季節情報の月相表示を修正するのに、気づけば二日間も費やしていた。 肝心の満月を愛でる余裕さえ失っていたのだから、少し苦笑いしてしまう。

なぜこんなに時間がかかったのか。 理由は単純で、月の動きに関する基本的な理解が足りなかったからだ。 AIに助けてもらいながら作業していたにもかかわらず、修正の方向性が見えなかった。

これまで私は、国立天文台の「朔(新月)」のデータを読み込み、 そこからの経過時間で月齢を計算し、満月の時刻を割り出していた。 朔から朔までの時間は一定だと、どこかで思い込んでいたのだ。

しかし実際には、朔望月の長さは毎回わずかに異なる。 そのため、計算だけでは満月の日付がずれることがある。 しかたなく、計算方式を捨て、1950年から2050年までの 国立天文台の「望(満月)」データを1年ずつ手で取り込んだ。

これでようやく正確になると思ったが、ずれは完全には解消しなかった。 世の中で「5月は満月が2回ある」と言われているのを見て、 その理由を計算で説明しようとしても、どうしても合わない。 そしてもう一つ、 世界時(UT)と日本時間(JST)には9時間の差がある という基本的な事実を、ようやく実感を伴って理解した。

今日は、日本時間での満月。 二日間の格闘の末に、ようやく空を見上げる余裕が戻ってきた。 できることなら、今夜は静かにその光を眺めてみたい。