ささやかな季のゆらぎを古の心に習う
今日の日
2026年3月3日(火)
🌿季 節
🎎 五節句:
上巳 (桃の節句)
🌿 二十四節気:
雨水
雪が雨へと変わり、大地がゆるみ、生命が動き出す準備をする頃。
🍃 七十二候:
草木萌動 (そうもく きざし うごく)
温かな春の日差しにさそわれて、
潤った土や草木から、新芽が芽生え始める。
✧ 星座:
しし座、うみへび座
ネメアの獅子として知られるしし座が、 東の空に堂々と弧を描き、 神話の世界を語りだす。
🕊 野鳥:
メジロ、ヒヨドリ、コゲラ
コゲラが木を軽やかにつつき森を巡る。 受け継いだ技をお披露目するかのごとく。
❀ 花:
椿、水仙、菜の花
菜の花が一面に黄金の野原を広げる。 たまゆらに四方(よも)を喜色に染め上げる。
◇ 行事:
雛飾り
桃の節句を迎える雛飾り。 祈りとともに季節(とき)が移ろう。
🌙天 文
🕒 旧暦: 閏如月15日 (大安)
🐾 干支:
二十八宿: 翼 (よく)
飛躍・自由。軽やかに進む日。
太陽星座:
魚座(Pisces)
テーマ:溶ける・受容・水の夢
境界がほどけ、世界がひとつの水音に溶けていく。
静かな受容が満ちる頃。
🌘 月齢: 13.9 (十四夜)
月は円を描き、夜は静かな白さに包まれる。
moon phase

「すばる連想」

星の記憶に触れた夜、連想の舟が静かに動き出す。

霧ヶ峰にて──昴が静かに光っていた夜

9月初旬、夜半に霧ヶ峰で夜空を見上げた。木々の間で静かに星が光っていた。 いくつもの星が寄り集まった姿が最初に目に止まった。昴だ。近くには牡牛座の角が見える。肩のところが昴だ。六つ星とも七つ星とも言うらしい。

連想が始まる。7人の女神のギリシャ神話。プレアデスともセブンシスターズとも言われ、今も様々なものに例えられ、語り継がれている。天空では乱暴者のオリオンに追いかけられたともいう。 今は、オリオンは見えないが、これから姿を表すのだろう。

昔の人は、種蒔きや航海を始めるにあたって、その位置を常に気にしていたから「種まき星」など、沢山の名前がついている。だからだろうか昴は東洋で「財の星」とも言われ、富の象徴でもある。

「さらば昴よ!」という歌詞もあった。作者「谷村新司」によれば、物質文明からの決別を歌っているそうだ。そう考えると、少しさみしい。なぜ、この歌を創ったのか?「谷村新司の不思議すぎる話」にプレアデス星団(昴)に啓示を受けたと書いてあったな。

そうそう、清少納言が枕草子で「星はすばる。」と手放しで褒めている。「星は、すばる。彦星。ゆふづつ。よばひ星、すこしをかし。尾だになからましかば、まいて。」と続く。 ゆうづつは宵の明星のこと、確かにいつも輝いている。よばひ星(流れ星)は、尾が無いともっといいと言っているから、ひょっとしたら彗星の事かもしれない。ハレー彗星もちょうどその頃やってきて、改元する騒ぎにもなったらしいから。

小説「蒼穹の昴」やハワイのマウナケア山頂のすばる望遠鏡と連想は続き、学びが深くなる。
連想の舟に乗って漂うのは心地よい。


連想はまだまだ続く。


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