中秋の名月と金色の舟
満月と中秋の名月が重なった夜、徳川園では観月会が開かれていた。
団子などのお供えを載せた和船が池の上で金色に輝き、静かなひとときをつくり出している。
生家の縁側にお供えが並んでいた遠い昔の記憶がよみがえった。

中秋の名月と金色の舟
満月と中秋の名月が重なった夜、徳川園では観月会が開かれていた。
団子などのお供えを載せた和船が池の上で金色に輝き、静かなひとときをつくり出している。
生家の縁側にお供えが並んでいた遠い昔の記憶がよみがえった。
旧暦 2023年 葉月(はづき・8月)15日
ささやかな季のゆらぎを古の心にならう
旧暦 旧暦 2023年 葉月(8月)15日
葉月の空気がいつしか満ち、秋明菊の花がかすかに香る。
ウグイスがせわしげな姿をみせる。
日の出:05:44
日の入:17:37
南中:11:41(高度 52.2°)
昼の長さ:11時間53分
太陽の黄経:186.6°
秋分 — 昼と夜の長さが再び等しくなり、秋が本格化する。
次の節気:寒露 (2023-10-08 22:16)
蟄虫坏戸(ちっちゅうとをとざす)
秋の気配を感じて、 虫たちがそっと土の奥へ戻り、 小さな戸を閉ざすように身を潜める。
ウグイスが、うっすらと色づき始めた藪の奥で、冬の到来を予告するように、チッチッと静かな地鳴きを響かせる。
晩秋の澄み切った日差しを浴びて、 秋明菊が気品あふれる白い花びらを真っ直ぐに伸ばす。 秋の終わりと、冬の足音を静かに感じさせながら。
とこしえの宙のめぐりを伝承に学ぶ
「水瓶座が夜空にあり、魚座がその後を追うように昇り、山羊座へと巡りが続いていく。月は姿を見せず、星々の巡りが静かに夜を満たしている。」
満月を前に、宇宙の気配を湛えながら静かに光を満たしていく月。
祈りの夜を告げます。
月齢:13.4
出 09/29 17:40
入 09/30 05:10
南中:23:60(56.8°)
21時高度:37.9°
次の新月(朔)まで:16.4 日
次の満月(望)まで:0 日
待ちし夜はこよひなりけり小望月の、かげにぞ人の心もやすき
— 凡河内躬恒(古今和歌集)
待ち望んだ小望月の光に触れ、心が静かに安らぐ様子を詠む歌。
頭上の中空に、 水瓶座が南中しています。
東の空では、 くじら座が低い空に昇りはじめ、 ちょうこくしつ座が地平の縁を漂い、 魚座が中空に沿って姿を見せています。
西の空では、 山羊座が低い空へ沈みかけ、 いるか座とわし座が 中空に散らばりながら、 夜の流れを静かに彩っています。
東:魚座
リボンで結ばれた二匹の魚の星座。東洋では室宿から壁宿へ連なる。冬の始まり、夜空が澄み渡りはじめる広い天域。
正中:水瓶座
星の雫を注ぐ少年の星座。東洋では虚宿から危宿へ続く。晩秋の冷たい空気の中で淡く広がる静かな天域。
西:山羊座
魚の尾を持つ山羊の星座。東洋では牛宿から女宿へ連なる。秋の始まり、乾いた空気の中で静かに並ぶ星々の天域。
※ 宿(しゅく)は、月が通る白道を28に区切った東洋の天球の区画名です。
星座とは別の体系で、月だけでなく太陽や惑星の位置を知るための目印として使われました。
今夜は月の影がなく、宙は静かな暗黒に満たされています。深宇宙の観測にとって、もっとも澄んだ夜となりました。
今夜の主役天体: NGC7160 (散開星団(NGC7160))
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