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2024-06-07|街角の花

街角の花

街角の空き地で、思いがけず花に出会った。 紫陽花は堂々と、立ち葵は凛として咲いている。
ふと心が温まり、なぜか嬉しくなった。

今日のときそら

2024年06月07日(金)

旧暦 2024年 皐月(さつき・5月)2日

芒種、螳螂生()のころ、

夕空に晦日月が淡く光り、やがて西の地平へと沈んでいく。
21時の空には星々が澄んだ光を放ち、宿の帯を静かに巡っている。
蠍座=房宿の空は、夜の気配をそっと伝えている。

今日のとき(季節)

ささやかな季のゆらぎを古の心にならう

旧暦 旧暦 2024年 皐月(5月)2日

ときの気配

皐月の空気がいつしか満ち、どくだみの花にいやされ、
サンコウチョウ達の気配に心弾む。

ときの暦

二十四節気

芒種 — 稲や麦など、芒のある穀物の種をまく季節。

七十二候

螳螂生()

螳螂生()の気配。

■ 鳥の気配

長い尾が森の奥で揺れ、 サンコウチョウが影のように舞う。 夏の深みに柔らかな気配が漂う。

■ 花の気配

静かな影の中で息づき、 どくだみが白い花を静かに咲かせる。 初夏の静けさをそっと支える。

■ 今日の記憶

「井戸」

うだるような暑さの昼下がり、長屋の井戸の前に立つ。
一杯の呼び水をそっと注ぎ入れ、勢いよくレバーを漕ぐ。
冷たい地下水が、勢いよく溢れ出すあの爽快感。

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今日のそら(天文)

とこしえの宙のめぐりを伝承に学ぶ

夜宙よぞらの気配

「夕空に晦日月が淡く光り、やがて西の地平へと沈んでいく。21時の空には蠍座が現れ、射手座がその後を追うように昇り、天秤座へと巡りが続いていく。」

・月齢:0.6

・月の出入り:出 04:40 / 入 20:20

・次の新月(朔)まで:29.4 日

・次の満月(望)まで:15.4 日

■🌙 21時の夜宙

・頭上の低い空に、 蠍座が南中しています。

・東の空では、 射手座が低い空に昇りはじめ、 山羊座が沈むを漂い、 いて座の星雲群が地平の縁に沿って姿を見せています。

・西の空では、 天秤座が中空へ沈みかけ、 へび座とてんびん座の星雲群が低い空に散らばりながら、 夜の流れを静かに彩っています。

星座の巡り
射手座(東から) ➔ 【蠍座(正中)】 ➔ 天秤座(西へ)

東:射手座
銀河中心へ矢を向ける星座。東洋では尾宿・箕宿・斗宿へ続く。天の川が最も濃く見える深い領域。

正中:蠍座
アンタレスが赤く輝く天の川の領域。東洋では氐宿・房宿・心宿が連なる。星の密度が高い広い天域。

西:天秤座
昼夜が均衡する季節の秤。東洋では角宿から亢宿へ連なる。秋分のころ、星々が整然と並ぶ領域。


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・今夜見頃の星座 (正中): 蠍座
■ 西洋と東洋の宇宙観(占いが入る前の原初の姿)
  西洋と東洋には、 占いのための意味づけが加わる前、原初の空の読み方が ありました。

 西洋では星々の形にそっと物語を重ね、 その象徴を通して季節の気配を受取ってきました。
東洋では、星々の並び方を静かに観察し、 広がる光は広がるままに、連なる光は連なるままに、 その形の印象を区画として天球に刻み、 夜の巡りの気配を読み取ってきました。

 白道の宿は、黄道の星座の帯とところどころで重なり、 蠍座 の空域には 房・心・尾 の形が寄り添い、 同じ空を見ながら、西洋は「物語」として、東洋は「形」として夜空を理解していました。

 そこには、表現の違いはあっても、同じ区域を純粋な目で指し示す、静かな宇宙の読み方があったのです。
■ 太陽の天球上の位置(季をさぐる)
 古代の人々は、夜空に輝く星座を季節の看板として直接見上げ、それらを手がかりとして太陽の位置を推し測ることで、季節の移り変わりを知る見事な術を持っていました。

 例えば、今夜21時、天球では蠍座が南中しています。一般の人々は、この見えている星座そのものを夜の指標”とし、初夏のころを肌で知りました。

 一方で古代の学者たちは、天球が東から西へと回転する規則性をもとに、この夜の南中星座から太陽の居場所を逆算しました。

 蠍座から黄道の道を逆にたどることで、昼間の光に隠れた太陽が、今まさに双子座の領域を進んでいることを突き止めたのです。

このように、見えない太陽の位置を星空から割り出すことで、学者たちは暦を正しく管理し、より正確な季節の流れを人々に示しました。

 同じ頃、東洋の天球に目を向けると、太陽は井の宿々を進んでおり、 洋の東西を問わず、対をなす星々が等しく季節の到来を物語っていたのです。
■ 太陽の天球上の位置
今日の太陽は、西洋では 双子座、 東洋では 井 の区画にあり、 この位置が季節の基準となります。

※ 宿(しゅく)は、月が通る白道を28に区切った東洋の天球の区画名です。
星座とは別の体系で、月だけでなく太陽や惑星の位置を知るための目印として使われました。

→ 宿の天文学の詳細はこちら

✨今夜は深宇宙見学の特等席: 今宵は夜空を遮る月明かりが一切ない深い闇の夜。 淡く儚い深宇宙の光の渦を、遮られることなく最も純粋に覗き込むことができる、 天体探訪に絶好の巡り合わせです。

■ 🔭 深宇宙の探訪

・今夜の主役天体: M108 おおぐま座のサーフボード銀河

波打つサーフボードのような銀河。全体に暗黒星雲が斑に絡みつく複雑な質感。

✨ 近くの宙域に眠る、近隣の探訪候補

  • M97 (ふくろう星雲)
    丸いガスのなかに暗黒の2つの穴が空き、こちらを覗き込む瞳のように写る大人気天体。
  • M65 (しし座のトリプレット銀河(西))
    有名な「しし座の三つ子銀河」の一角。一画面の中に同時に美しく収まる春の最高峰。
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