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皆既月食の夜に見た、気づかれずにある美しさ

「夜中に皆既月食があるよ!」
そんな一言に背中を押されて、昼間のうちに手探りで撮影の準備を始めた。

月はどの方角に沈むのか?欠け始めるのは何時頃か?
そして、”ブラッドムーン”と呼ばれる赤い月になるのは何時何分か?

今では、SNSやアプリがすべて教えてくれる。
昔なら天文台の情報や星座早見盤を頼りにしていたかもしれないけれど、今はポケットの中に宇宙の案内人がいる。

連続写真で月が地球の影に徐々に隠れていく様子は撮れなかった。
でも、初めて「ターコイズフリンジ」と呼ばれる青い帯を見た。
赤い月の縁に、ほんのりと青が差す。

それは、太陽の光が地球の大気やオゾン層を通るときに、吸収されなかった波長の光が月を照らすからだという。

科学の説明はあるけれど、目の前の現象は、ただただ美しかった。
私たちの周りには、実は気づかないだけで、美しいものが溢れているのかもしれない。

それは空の上にも、足元にも、そして人と人との間にも。
気づくためには、億劫がらずに、ほんの少し準備すること。
そんなことを教えてくれた夜だった。

ささやかな季のゆらぎを古の心に習う
今日の日
2025年9月8日(月)
季節のゆらぎは、日々のどこかに息づいています。
その気配を受け取ります。
🌿季 節
🌿 二十四節気:
白露
草木に白い露が宿り、秋の深まりを感じる頃。
🍃 七十二候:
草露白 (くさのつゆ しろし)
朝の草葉に白い露が宿り、 ひんやりとした気配が大地を包む。
季節は静かに秋の深まりを告げる。
✧ 星座:
ペガスス座、アンドロメダ座、みずがめ座
天馬の雄姿を宿すと伝わるペガスス座が、 秋の夜空に大きな四辺形をゆるやかに描き、 神話の世界を語りだす。
🕊 野鳥:
ツグミ、ジョウビタキ、モズ
ツグミが林や草地を歩み季節の移ろいを告げる。 受け継いだ技をお披露目するかのごとく。
❀ 花:
彼岸花、秋桜、野菊
秋桜が風に揺れながら秋を彩る。 たまゆらに四方(よも)を喜色に染め上げる。
◇ 行事:
月見の支度
満ちる月を迎える月見の支度。 季節(とき)の気配を慈しみ、愉しむ。
🌙天 文
🕒 旧暦: 閏葉月17日 (友引)
🐾 干支:
二十八宿: 畢 (ひつ)
完成・収穫。仕上げに向く日。
太陽星座:
乙女座(Virgo)
テーマ:整え・秩序・細やかさ
細やかな気配が整い、静かな秩序が息づく。
小さな調和が世界を支える頃。
🌘 月齢: 16.2 (立待月)
欠けゆく光が夜に深い呼吸をもたらす。
moon phase